学校へ行きたくないと言い出した、息子と私の思春期克服記!?

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学校へ行きたくない

 

今、高校1年生になる息子がいます。

 

 

彼の思春期は小学校4年生の時に始まりました。

 

 

初めは、「学校へ行きたくない」と言い出したことから、学校でなにか嫌なことがあったのだろうか。

 

 

と思い聞きましたが、答えは曖昧で3日程続いた時に、担任の先生に電話をして聞くと、学校では普通で元気に過ごしているということで、学校でなにかあっていることでもなさそうでしたが、朝になると「あれが嫌だ」「これが嫌だ」と理屈を並べる始末でした。

 

 

もしかして思春期!?

 

少しでも嫌なことがあるとそれを理由に休み、起こしても布団から出てこない、返事をしない、ということもあり、どうしたらいいのかも分からないまま時だけが過ぎていき、ある日、ママ友と話しをしている時に「子供が思春期で大変。」という話から、もしかしてうちも思春期…と考えました。

 

 

それから、どう対処しようか。と考えた結果、普通にしてみよう。と思い、朝「行きたくない」と言ったら無理に行かせず、「分かった。先生に電話しとくねー。」と簡単に受け入れることにしました。

 

 

私の賭け!?

 

これは、「もしかしたらこのまま学校に行かなくなる可能性もある」という私の中での賭けでもありました。

 

 

それまでは「行かない」と言えば怒られ、それに苛立ち反発して親子喧嘩でしたので、初め、息子は「えっ?」というような顔をしていましたが、それでも普通に接していました。

 

 

しばらくは「行きたくない」「分かった」の繰り返しでしたが、学校帰りの子供たちや、その後遊んでいる近所の子たちの声がするとやはり気になる様子で外を覗いていたので、あくまでも普通に「学校行っても疲れるだけなのにね。

 

 

家の方がいいよね、楽しいこともないけど嫌なこともないもんね。」と言うと、「うん…」と少し考えたような仕草で答えました。

 

 

子供たちの笑い声が聞こえる中、目の前にはゲームをしている息子。

 

 

ジッと我慢の私…

 

本当は「学校行きなさい!!」と何度も怒鳴りそうになって、「朝からグズグズするな!!」と何度も何度も叩き起こしそうになりましたが、それでも耐えるところだと自分を抑えました。

 

 

3日程して、息子が「○○くん(当時一番仲の良かった友達)元気かな?」と聞いてきたので「さぁ。ママも合ってないし知らない。家も遠いしなにかあっても分からないしね。」と言いました。

 

 

今度は、「今度ゲームソフト貸す約束してたの忘れてた。」と言ったので、「大丈夫大丈夫!○○(息子)が学校休んでる間に、もう他の誰かに借りてるはずだよ。もう会わないし貸せないでしょ。」と言いました。

 

 

長いトンネルを抜けると…涙が止まらない

 

すると、悲しそうな顔をして「もう友達に忘れられたかな?」と言い、「まだ忘れてはないだろうけど、そのうち忘れると思うよ。来ない人の記憶は薄れていくからね。ま、それも仕方ないよね。」とこちらが言うと、「…学校…明日行く。」と一言残し部屋に戻りました。

 

 

私は涙が止まりませんでした。

 

 

ほんの1か月半の出来事でしたが、私の中では半年くらいに感じ、本当に長い長いトンネルでした。

 

 

次の日からは元気に学校へ行き、卒業までは楽しく過ごすことができました。

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