おもらしが治らない…
私の子供は小さな時から私から離れようとせず、ご飯を作る際も必ず抱っこをしていないと泣き止まない子でした。
みんなが大好きなアンパンマンのぬいぐるみも怖がって大泣きするほどで、とても疑問に思っていました。
言葉の発達も二歳になってもなかなか話さず三歳になる手前から沢山お話をするようになったので、ちょっとゆっくりなのかなと気にしていませんでした。
しかし四歳、五歳になってもオムツがとれず、夜中のお漏らしだけでなく日中ですら漏らしてしまったり、漏らした事を伝えることもなくそのまま遊んでしまい、真っ赤にはれてしまうこともありました。
愛情不足!?
保育園の先生や、児童相談所や、保健師さんにも相談しましたが、愛情不足でしょうと言われ、私の育て方が悪いのだろうかととても悩み、泣いてしまうことも沢山ありました。
子供にはなんで出来ないのととてもキツく叱ったりすることもあり、その度に寝顔にごめんねと謝ってまさに真っ暗な長いトンネルが続いているようでした。
私が変わってみた
私はぐっと怒りたい気持ちも押さえ、子供を尊重するようにと何度もトイレを失敗しても怒らないように心掛け、なるべく声かけをしていき失敗がなくなれば必ず大袈裟に誉めてみました。
すると、夜は無理ですが日中に漏らすことは無くなりました。
それから少しずつ色々な事を伝えることを練習しました。
子供が変わってきた
小学校にあがると夜の失敗もなくなり、今度は集団行動がはじまりました。
ここでもなかなか慣れず、机にじっと座る事ができなく、手足を動かしてみたり、座り方も椅子をガタガタ動かしたりと全く集中出来ておらず、見ていてとても恥ずかしかったです。
私はふと、発達障害と言う言葉が頭をよぎりました。
発達障害? 検査してみた
保育園では愛情不足と言われたが、絶対に愛情不足が原因ではないと自信があったので、再度保健師さん、学校の先生方に相談をしました。
保健師さんの勧めで発達検査をすることになり予約を取り検査をしたところ、2つの発達障害が見つかりました。
その時私は、愛情不足でもなかったし、あの子はこれが普通で当たり前だったんだと疑問だったことがすべて解決し、とても軽くなりました。
認めたくない気持ちはよくわかる でも…
お母さん方の中には、我が子が発達障害だと認めたくなくて検査が出来ない方もいらっしゃいます。
ただ、良く考えて欲しいのは、辛いのは母親でも、父親でもない、本人なんだと言うことです。
我が子もやりたいのに出来ないことや、理解が難しかったりしたことも沢山あると思います。
ごめんね 分かってあげられなくて
分かるまでとても辛い思いをしてきたのだろうと思います。
その辛さを早く分かってあげなければならなかったのに、私はなかなか分かってあげられなかったです。
今は治療をしながら工夫して勉強をしたり、出来ることを増やしていっています。
これからも沢山のことが出来るようにしっかりと支援していこうと思います。