オムツ外し
私には、3歳になる娘がいます。
なんでも比較的早く出来る子でした。
ハイハイするのも、座ることが出来るようになってのも、歩き出したのも、早かったです。
ですので、初めての子だった割りには、あまり苦労せずに育児をスタート出来ていたように思います。
我が家では、子供向け教材を受講しているのですが、その中で「トイレに行こう」とか、「パンツをはこう」とか、そういったキーワードが出てくるようになりました。
娘が2歳になる年です。
娘は6月生まれなので、ちょうど暖かくもなってくることに2歳のお誕生日も来るし、オムツ外しは夏がいいという話もよく聞くし、そこにちょうど教材もそんな流れだったので、始めようと思いました。
実家の母親から、「昔は2歳の夏には外れたものよ。」と言われたのも、始めた方がいいかなと思った理由の一つです。
順調な滑り出し!?
娘は、その子供向け教材が大好きなので、「トイレにいってみたい」とすぐに言ってくれました。
なんて順調なスタートなんだろうと思いました。
私より先に子供を産んだ友達は、「なかなかトイレに行きたがらない」、「保育園だと行くけど、家では全然ダメ」と愚痴を聞いていたので、こんな積極的なことを言ってくれる娘に関心していたものです。
初日は、なんと朝起きてトイレに行ったら、出来ちゃったのです。
「すごいね。また明日の朝も頑張ろうか。」と娘をとても褒めました。
ところがです。
数日経過すると、朝起きてもトイレに行きたがらなくなり、行って補助便座に座っても出なくなりました。
そんなにうまく行くわけないから、少し休もうかなと思って、誘わないようにしていて、それからまた期間があいてから「座ってみるだけでいいよ。」と、まずトイレにいくところから再スタートしました。
そんなことを、半年近く続けていましたが、全く前進出来ず大苦戦していました。
解決策その1
そこへ一つ目の解決策です。
トイレにカレンダーを貼って、娘はシール貼りが大好きだったので、出来たらシールを貼ろうかと、娘とシールを買いにいきました。
こんな些細なことですが、突如やる気満々に。
あっという間に、おしっこはトイレで出来るようになりました。
しかし、まだ苦戦は続いていて、うんちの方は全くだめです。
お気に入りのパンツを買ってはかせてみても、トレーニングパンツ(紙タイプのもの)を使ってみても、なかなか効果が出ません。
シール作戦も、これには効きませんでした。
毎日、パンツについたうんちを手洗いする日々です。
今までの育児の中で、一番つらかったです。
そして、褒めてすかして、いろいろ試すも全くひびいてくれない娘に苛立ちを感じてしまったのも事実です。
解決策その2
そして、トイレトレーニングを最初にはじめてから約一年です。
ここで大きな変化がありました。
私は教育現場で働いているのですが、そこで先生から教えてもらった一言です。
子供が嫌いな食べ物があるとき、「これは○○ちゃんのきらいなもの」と言う言い方をしないで、「今は食べれないけど、〇歳になったら食べれるものだよね」という言い方をすると良いそうなのです。
子供に「何歳になったら食べれるかな。」と聞いてみます。
子供は、適当に〇歳になったらかなと答えます。
お母さんは、「じゃあ、期待してるね。」とそれだけです。
それを聞いて、これは使えると思い、オムツ外しに応用しました。
嘘のようですが、これで娘は「3歳のお誕生日が来たら出来る」と言い、本当に3歳の誕生日を迎えたら、出来るようになりました。
信じてあげることが大切だそうです。
そうすることで、お母さんが味方になって、怒られる存在ではなく、応援してくれている存在にかわって、子供は自分の力を出そうとしてくれるそうです。
そうして、私の娘との格闘というか、パンツを洗う格闘は終わりました。