長女は食事1時間半!?
長女が幼いころ、食べる時間が異常に長くて、とてもイライラしました。
次女がパクパクと早く食べる子だったので、比較してしまい、食事の時間が苦痛でした。
口の中に入れて噛んでいる時間が長いし、次のものを口へ入れるまでの時間も長いのです。
食事の後半は、ぼーっとしたりおしゃべりしたりで、1時間半かかることもありました。
それほど食事に時間を割いたのは、平均よりも体が小さかったので、一口でも多く食べさせるようにしていたからです。
乳幼児健診のときに、食事にかかる時間について聞かれ、「なるべく30分くらいですませるように」とアドバイスをいただきました。
しかし、そんなに食事の時間が短かったら、食べないし大きくならないと思い、まずは時間を切り上げる以外の方法を試しました。
最初にはフルーツ作戦
最初に試したのは、大好きなフルーツで釣る方法です。
「時間以内に食事をきちんと食べ終わったら、フルーツを食べようね」と諭して、がんばって食べさせようとしました。
しかし、もともと食が細い長女にフルーツ効果はなく、時間以内に食べることはできませんでした。
その代わりに食欲旺盛な次女が「お姉ちゃんのフルーツちょうだい」と言う始末です。
次はおやつ作戦
次は、食事を時間以内に全部食べなかったら、おやつは食事の残りを食べるという方法を試しました。
長女には、朝ごはんや昼ごはんの残りをおやつに出します。
しかし、次女は長女の目の前で、おいしいおやつを食べるわけです。
しょんぼりした長女がかわいそうになり、この方法はやめてしまいました。
あれをやってもこれをやってもダメで、出かける予定などがあると本当にイライラしてしまいます。
だんだん私は食事の最中に「早く!」や「パクパク食べて!」としか言わないようになりました。
強制終了をやってみた
そんなとき、食事を強制的に終了させる方法を知りました。
あらかじめ食事の時間を決めておきます。
我が家は30分以内でした。
子どもに時間を言い聞かせて食事を始めますが、間に合わなかった場合はお皿を下げるという方法です。
ただし、その際に絶対にやってはいけないことがあります。
それは、怒りながらお皿を取り上げることです。
「もう食べなくてよろしい!」などと声高に言ってはいけません。
普通の表情で「もうご飯の時間はおしまいだよ」と優しく声をかけて、お皿をさげるのです。
残ったご飯は、親が食べるなり処分するなりします。
この方法を3年続けました。
すると大成功!
すると、小学生にあがって給食の時間になっても、みんなと同じように食べ終わることができるようになったのです。
この方法の良い点は、食事が嫌いになってしまわないこと、そして協調性が養われて、時間を守る習慣が身に着くことでした。
長女はもう小5です。
相変わらず食が細いのですが、体はきちんと成長しています。
朝や夜はいまだに食事が遅いことがあり、時間が来たら怒らずお皿をさげています。
しかし、さすがにもう5年生。
食事の前に、「今日はあまり食欲がないからご飯減らそう」などと自分で調節できるようになり、食事を強制終了することも少なくなってきました。
親が対処法を間違えなければ、子どもの心も体もきちんと成長してくれます。