指しゃぶり
子供が生後4ヶ月頃から自分の右手の親指をしゃぶり始めました。
赤ちゃんの頃は、眠くなったり機嫌が悪くなりそうな時に、自分で自分の指をしゃぶる事で落ち着いていたようで、あまり泣かないおとなしい子で、手がかからずむしろ助かっていました。
たくさんのママが苦労する寝かしつけなども、ベビーベッドに置いてあげれば、あとは自分の指をしゃぶりながら寝ると言う感じで、親の私は楽をさせてもらいました。
ですが、指しゃぶりの難点は、それが体の一部であると言う事。
おしゃぶりをする子が2歳3歳になった時に、おしゃぶりを外すのに苦労すると言う話をよく聞きますが、指しゃぶりをやめさせるのは、それ以上に苦労します。
親指を吸いすぎて指がふやける、赤くなる、マメのようなものができるなどのマイナートラブルが発生し始めました。
また、指しゃぶりを続けていると、歯が後ろから押されて出っ歯になりやすくなると言うので、乳歯が抜ける頃までにはやめさせてあげたほうが良いだろうと考えていました。
包帯を巻いてみた
ところが、永久歯が生える頃になっても、なかなか指しゃぶりが止まりませんでした。
最初に試したのは、親指に絆創膏や包帯を巻くと言う技です。
でも全然ダメでした。
寝ている間に無意識になのか、取ってしまって指をしゃぶっていました。
結局、小児科の先生に相談に行きました。
指しゃぶりをする事で、精神的な安定を得ているのだから、無理やり急にやめさせることは、絶対にしてはいけないけど、子供に言い聞かせて、少しずつやめていく方向に向けてあげたほうが、良いだろうと言う事でした。
爪に塗る液体
指をしゃぶっていると、歯並びがひどくなってしまうんだよ、などいろいろなことを主人と一緒に子供に話し、次に試したのは、指しゃぶり対策用の爪に塗る液体です。
薬局で売られています。
子供がしゃぶってしまう指の爪に、夜寝る前に塗りました。
マニキュアのようなものですが、匂いはもっとどぎついもので、口に入れると美味しくないらしいのです。
それで指しゃぶりが止まるかなと期待したのですが、これも駄目でした。
グローブ
さらに主人が入手したのは、指しゃぶり対策用のグローブでした。
ネット通販で見つけたそうです。
それをつけると、まるでサイボーグのようになるので、ちょっと笑ってしまいましたが、自分ではなかなか取り外しがしにくくなっている、手袋の枠のような、手に装着するものです。
しゃぶってしまう指を、しっかり覆ってくれます。
これをつけて、ようやく指しゃぶりが止まったのです。
装置が壊れて再発
しばらくこの手の装置を装着して寝ていましたが、壊れて来たので外すことにしました。
すると!またまた、指しゃぶりが再発してしまったのです。
本人とも話をして、もうしばらくこの装置を装着して寝たい、と言うことだったので、また主人がネットで検索して同じような装置を買いました。
結局、日中の指しゃぶりは4歳頃まで続き、夜寝るときの指しゃぶりに至っては、6歳過ぎまで続きました。
赤ちゃんの数年は指しゃぶりで楽をさせてもらいましたが、そのあと数年、指しゃぶりを止めるのに苦労しました。