勉強嫌いだった私
私は子どもの頃、勉強が大の苦手でした。
授業を聞いていても全然分からないのです。
聞いていても頭にまったく入ってこないんです。
それどころか、あくびが出てきてしまい、担任の先生によく怒られました。
私の小学校低学年のときの担任は、出来るか出来ないかで判断する人でした。
素晴らしい教育
そんな勉強嫌いな私も、母となりました。
すっかり学校とは、勉強が出来ないと叱られる、というイメージで、我が子を小学校に行かせていました。
しかし良い意味で、違和感があったのです。
一人一人の良いところを見てくれる。
出来る、出来ないという評価ではなく、その過程を大事にしてくれる。
興味を引き出す指導をしてくれる。
これらを感じたのです。
理想の教育とは
授業中、手を挙げることが、不安で出来ない子に対しても押し付けない。
圧力をかけて、不安にさせては、意味がないですからね。
私の子だから、同じように勉強が嫌いで、あくびが出るようにつまらないのかな?と思い込んでいましたが、そうではありませんでした。
まず、勉強というのは、興味を持って取り組めるかどうか。
つまらないことを淡々と言われても、頭には入ってきません。
何事も興味があるから、好奇心が出て、ワクワクしてきますよね。
勉強も同じです。
上手な先生
そこの引き出し方が、上手な先生だったのでしょうね。
とくに低学年は、勉強を初めて習うので、そのキッカケは、非常に大事なものになってくるのだと思います。
たとえ、勉強が苦手でも、それを責めることはせず、どれだけそれに向き合って取り組んだかを見てくれるので、子どももやる気になります。
少しずつその子のペースに合わせて考えてくれるので、親も相談しやすいですし、家での学習もどう進めて良いかが分かってきます。
人と比べない
人と比べる必要はありません。
比べられることが、子どもには負担になります。
出来ると言われた子は、比べられても何とも思わないかもしれませんが、出来ないと言われた子にとって、これ程屈辱的なことはありません。
それにより自信を失い、つまずいてしまうことだってあります。
そうならないために、平等に接して、それまでの過程を大事にしてくださる、担任の先生の考え方で私も変わりました。
自分の経験が、子育てには絶対ではないこと。
少しでも共感できる指導などがあれば、参考にしながら自らも成長をしていくこと。
これを、少しずつですが学んでいます。
いろんな考え方の先生が居るかと思いますし、これからどんな先生にあたるかは分かりませんが、結果というよりも、それまでの過程を大事にしながら、子育てしていきたいと思います。