「パンツ一丁」の娘!
ちょうど1年くらい前のことです。
娘が服を着ない時期がありました。
本当にパンツ一丁なのです。
「まあ、そのうち着るだろう」と思っていたのですが、春が過ぎ、夏が過ぎ、肌寒くなっても娘は裸のままでした。
冬はパンツ一丁でコタツにもぐって過ごしていました。
先生もビックリ!!
そして春が来て、娘は幼稚園児になりました。
外出時は服を着るので、幼稚園はちゃんと服を着て通っていました。
家庭訪問の際、先生はびっくりされていました。
パンツ一丁の娘が出迎えたのですから。
先生から「必ず家でも着せてください」とかなり厳しく言われました。
気楽に考えていたのを、方向転換せざるおえませんでした。
心を鬼にして
主人ともその晩に話し、「もう幼稚園に通っているんだ。心を鬼にして取り組もう」ということになりました。
娘は幼稚園から帰ると、まず玄関でパンツ一丁になります。
そんな娘を服を持って追い回しました。
「お母さんも着てるよ~。一緒に着よう」と誘ったこともありました。
「服を着なさい!」と怒鳴って泣かせたこともありました。
かわいい部屋着も買いました。
しかし、娘は裸のまま夏休みを迎えました。
暑いので私もやる気を失い、娘はパンツ一丁で過ごしました。
大進歩!?
私も主人も諦めかけていたころ転機が訪れました。
娘に強烈に好きなTシャツができました。
本当に大好きで、毎日毎日それを着たがりました。
当然洗濯は間に合いません。
そこで娘に提案しみました。
「お母さんが、幼稚園に行っている間にお洗濯するから、帰ってきたら着るのはどう?そうすれば毎日着られるよ」
娘はあっさりと提案を受け入れてくれました。
下半身はパンツのままですが、上半身はTシャツを着るようになりました。
大進歩です!
Tシャツと同じように、お気に入りのズボンを部屋着に回しました。
毎日同じコーディネートですが、娘は服を着るようになりました。
気付き
年月がたち、娘は少しずつお姉さんになり、今ではこちらの用意した数パターンの部屋着を着てくれるようになりました。
裸の時期はどうしたものかと思い悩みましたが、何とか解決しました。
もしかしたら、こちらが何かしなくても時間が解決してくれたかもしれません。
私自身も幼稚園の先生に言われ、焦っていたのは正直あります。
今となっては「1年以上パンツ一丁で過ごした娘」は笑い話ですが、当時は怒って泣かせてしまったりして、かわいそうなことをしたなと思っています。
誰かに迷惑をかけることでなければ、必死になりすぎず、少々大目に見てもよいのではないかということを学びました。