産後はホルモンバランスが崩れる!?
産後はホルモンバランスが崩れ、体質が変わったように今までとは体調が異なると、周りの先輩ママから聞いていましたが、本当でした。
しかも、自分が想像していたよりも、壮絶な変化でした。
まず、気づいたのは生理前のイライラです。
もともと、生理前症候群とは無縁で、症状がある人は大変だなぁ、など他人事のように思っていたくらいでした。
しかし、産後は、とにかく生理前にイライラします。
自分で理不尽だと分かるくらいに、些細なことが気にさわります。
子供が寝ない、乳首に噛みつく、部屋が散らかっている、いつもなら、しょうがないなぁなんて笑って許せることなのに、全く許せないんです。
旦那さんが仕事から帰ってきて、やっとゆっくり趣味のことをしていたら、私がこんなに辛いのにどうして自分ばっかり楽しんでるの、など全くもって理不尽なことで勝手に腹をたて、寝かしつけをしながら涙を流す、と端から見たら情緒不安定な内面を抱えていました。
頭では腹をたててもしょうがない、子供とはこうゆう生き物なんだと分かっていても、どうしようもできなかったです。
感情のコントロールが全く出来なくなって、どうしたら良いのかと途方にくれていました。
ある「気づき」
しかし、次第にイライラの周期が決まった時期に来ることが分かり、それが生理前だということに気づき、対策を取ることができました。
イライラの原因は、生理前症候群でした。
産婦人科で診断をしてもらい、産後のホルモンバランスの変化のせいで症状が出ている、と分かったときはホッとしました。
自分が悪いのではなく、そうゆう病気だから仕方がないんだよ、辛かったね、とお医者様に言ってもらった時は涙が出そうでした。
自分の性格が悪く、度量がないからイラついてしまうのだと思っていた私にとって、それは違うと否定をしてもらえたのが何よりの救いになったのです。
産婦人科で、生理前症候群の症状を抑えるために、低用量ピルを処方してもらうことになりました。
効果は服用してから二ヶ月ほどで感じられました。
絶望的なまでのイライラが、確かに軽減されていたのです。
我慢しないで受診して!
自分の感情をコントロールできることが、こんなに嬉しいと思ったのはこれが初めてでした。
ピルの副作用は、軽い吐き気が最初の一ヶ月はありましたが、それ以降は全く感じられなくなりました。
毎日の服用で、こんなに気分が楽になるのならば、我慢せずにもっと早く受診しておけば良かったと思うくらいです。
産後、自分の性格が変わってしまった、こんなに嫌な人間だったのかと極端に落ち込んでしまったり、自分でコントロールできないくらいの怒りが周期的に訪れるのであれば、それは自分自身のせいではなくて、ホルモンバランスの乱れのせいかもしれません。
ホルモンバランスの乱れは、現代の医療であれば、ある程度まで整えることができます。
自分自身を責めて疲れてしまう前に、産婦人科の受診をオススメします。
私のように、悩みを解消できる方が、一人でも多く増えれば良いと思います。