歯磨きをしない娘に『虫歯警告』
娘の2歳の歯科検診で担当医師より、「このまま歯みがきをシッカリしていかないと虫歯になりますよ。」と警告を受けてしまいました。
それまで歯みがきをしていなかった訳ではありません。
頑張って試みようとしても、娘のほうが異常なほど嫌がっていたのです。
その嫌がりレベルは尋常ではありませんでした。
それこそ拷問さながらの全身での抵抗と雄叫びです。
娘の抵抗と雄たけび
両手で抑えつけても、歯ブラシを持とうと片手を外そうものなら、その隙にすかさず逃げます。
加えて両足も使って、身体全体を抑えつけようにも、顔だけ横に向けたり口をつぐんだり。
それ以上抑えつけても、逆に大ケガの元になってしまうため、あまりに抵抗がヒドイ時は歯みがきを断念していたのです。
これが1日置き、2日置きになってくると、徐々に食カスが歯と歯の間に詰まり、虫歯になっていくという…健診ではその磨きが足りない点を指摘された訳です。
周りの子は白い歯なのに、自分の娘だけ黄ばんでいる歯を分かってはいたのです。
思いつくことは何でもやってみた
でも毎晩のように、壮絶な歯みがきバトルとなる訳ですから、これをどうにか対策を練らないと解決できないな、と真剣に考えました。
・歯みがきの知育動画
・歯みがきのオモチャ
・かわいい歯ブラシ
・甘い味の歯みがき粉
思いつくことは何でもやってみました。
最初は食いついてくれるのですが、2回目以降になるともう飽きてる…続きやしないのです。
仕方ないので、毎晩毎晩、力ずくで娘を雁字搦めにして強引に歯を磨いてました。
毎晩毎晩です。
娘がどんなに泣こうがわめこうが「虫歯になるよりマシ」と心を鬼にして娘の歯を磨いてやりました。
ある日突然… 自分でやる…
それから数カ月後、ある日突然、「○○ちゃんがやる」と自分でやりたいと言い出したのです。
きっかけは、お口の中のバイキンを歯ブラシがやっつけるという知育動画でした。
これまでもその手の動画は何度も見せてはいたのですが、自分から磨きたいと言いだしのはその時が初めてです。
嬉しくて嬉しくて
もう私は嬉しくなって、その日は自由に歯みがきをさせ仕上げなしで終えました。
次の日は、新品の歯ブラシを買い、新品の歯磨き粉、新品のうがいコップ、そして歯みがき用の拡大鏡とフルセットで用意してあげました。
そうしたら娘もやる気が出て来たらしく、自分が歯を磨く顔を鏡で見ながらご機嫌で磨くようになったのです。
そして知育動画のごとく、途中で「おかあさ~ん!」と呼んでくれるようにもなりました。
そう、ママの仕上げ磨きです。
ママの努力 子供の気づき
3歳になった娘は今、寝る前には必ず洗面台に向かって自分で歯を磨きます。
仕上げもちゃんと呼んでくれます。
以前の黄ばんだ歯が、今では真っ白。
3歳児の歯科検診では虫歯ゼロの判定もいただいた時は、本当に嬉しかったです。
親としてちゃんとやるべきことできてるんだな、と認められたような気がしました。
子育ての中のしつけは、最初のうちはママの努力が必要かもしれませんが、少しづつ子供本人も気づいてくれるようになってくれるんだな、ってしみじみ思った体験でした。