お友達を叩いたり、押したり…
私は、現在3歳になる男の子を持つ主婦です。
息子は、2歳になる少し前から、リトミック教室に通っています。
音楽に合わせてリズムをとったり、踊ったりするのが好きでしたし、いろんなお友達と交流ができたらいいなと思い、入会しました。
初回は何事もなく、みんなと楽しく踊ったりしていたのですが、徐々にイヤイヤ期に突入したこともあってか、お友達を叩いたり、押したりするように・・・。
もちろん、子供には何回も言い聞かしましたが全然直る気配はありません・・。
毎回毎回他のママ達に、「すみません、すみません」と平謝り状態・・。
私は、なんで叩いたりするんだろうとイライラする気持ちと、みなさんいい人ばかりで、「大丈夫よ~」と言ってはくれますが、内心はいい気持ちではないだろうなぁという気持ちで悶々としていました。
私の人見知りもあいまって、ママ達とも一線をひいてしまうようになりました。
教室が終わったら挨拶だけして、そそくさと帰っていく状態が半年ほど続きました。
やめようかどうしようかといった気持ちもありましたが、子供も家ではポンポンで踊ったりしていたので、楽しいのであろうと、頑張って続けました。
先生の思いもよらぬ発言
そんなある日、先生に相談すると、先生は思いもよらぬ発言を。
「●●ちゃんは、かしこいのよ」と。
私は内心、「へ?この全然集中力のない、お友達を叩いてばかりの我が子がかしこい??そんなわけないでしょ。」と思いました。
でも先生が真剣にお話してくださるので、我が子を信じてみようと思い直しました。
今まで、イヤイヤ行っていたリトミック教室。
えっ、私が原因!?
気を取り直して、“今度は楽しみに楽しめるように行こう”と子供にも“リトミック楽しみだね~”と毎日言って聞かせました。
するとどうでしょう。
その回は、お友達を叩くこともなく、集中して授業を受けることができたのです。
本当にびっくりしました。
もしかしたら、私の習い事イヤイヤな気持ちが、息子のイヤイヤ期に拍車をかけてしまっていたのかもしれません。
子供は親の気持ちを敏感に感じ取る、というのは聞いたことがありますが、本当にまったくそうなのかもしれません。
私もそれからは、他のママさん達にも自分から話しかけたり、せっかくの習い事を楽しもうと心がけました。
息子はというと、お友達とも仲良く遊べるようになり、今も走り回ったり、みんなと違うことしてみたりする事もありますが、自分の好きな事には、すごく集中して取り組めるようになってきました。
あの時にやめなくて、本当に良かったと思います。
子育ては忍耐・・ですね。