抑圧と委縮で母子の危機! 気付きと変化が二人を救う!!

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結婚後1年で離婚 今もシングルマザー

 

私には現在、10才の小学4年生の息子がひとりいます。

 

 

 

結婚後約1年で離婚し、今もシングルマザーとして頑張っています。

 

 

 

生活のために、息子は赤ちゃんの頃から、保育園に預けて働く日々。

 

 

 

子育てに、余裕はまったくありませんでした。

 

 

 

時間的なこともそうですが、金銭的に本当に大変で…人間て心のゆとりがないと、周りに目を向けられなくなってしまいます。

 

 

 

まだ2才の息子が「ママ、ママ!」としがみついてきても、ただうっとうしくて「うるさい!」とはね除けてしまったこと。

 

 

 

保育園の参観日に、いつも行ってやれなかったこと。

 

 

 

今思うと、あの頃に戻って、やり直したいと思うこともたくさんあります。

 

 

 

寂しさの表れ!?

 

ある日、保育園の懇談会で、「○○くんが いつもおちんちんを触ってる。寂しさの表れではないか?」と保育士さんから言われました。

 

 

 

その時私は、クラスの他の保護者もいたことから、その言葉に反発してしまい、受け入れることが出来ませんでした。

 

 

 

正直なところ、こんなに頑張っているのに、これ以上何を求めるのか、屈辱を受けた!と怒りすら感じていました。

 

 

 

でも本当は、陰部いじりの他にも、息子からのSOSは発信されていました。

 

 

 

自分以外の子供に興味を示しにくい、すぐに飽きる、思い通りにいかないとかんしゃくを起こす…など。

 

 

 

ただの性格かと思っていましたが、以前から気になっていたので、保健所で発達障害の検査を受けましたが、結果はグレーゾーン。

 

 

 

まだ2才なので、様子をましょうということでした。

 

 

 

抑圧と委縮

 

その後も、他人への無関心やかんしゃくは続きましたが、私が言葉の暴力で押さえつけるという形で、息子の暴走を阻止していました。

 

 

 

小学校にあがる頃には、完全に私の顔色を伺う子になってしまい、いつもビクビク、オドオドとしている反面、自分より格下と思った子に対しては、傍若無人に振る舞うという問題も出てきました。

 

 

 

「どうしてこんなに頑張っているのに伝わらないのか、どうして私がその年頃で出来ていた事が出来ないのか」と、本当に悩みました。

 

 

 

自分がなぜこんなにもイライラしてしまうのか、優しく接する事が出来ないのかも悩みました。

 

 

 

今思えば、私も自分が親に育てられたように、息子を躾ていました。

 

 

 

躾という名の抑圧、ある意味虐待です。

 

 

 

私は両親揃っていましたが、厳しいしつけのもと、何事も出来て当たり前、出来ないと体罰を受けて育ちました。

 

 

 

5人きょうだいの長女で、両親は共働きだったため私が下の子達の子守りをして、家事も手伝うことが当然の日常だったのです。

 

 

 

そして気付き

 

恐らく私は、楽をしてはいけない、頑張らないとダメになる、受け入れてもらえない、という呪いにかかっていたのでしょう。

 

 

 

息子にも、その生き方を押し付けていました。

 

 

 

そして、それができない息子に苛立っていました。

 

 

 

「私がそうしてきたように、親を助けるのが子どもの義務だ」とでもいうかのように。

 

 

 

その事に気づいてからは、更に苦しい日々でした。

 

 

 

長年の思考の癖は簡単には修正できず、感情的に怒らない、恫喝しない、と決めても、行動はなんとか出来ても心が追い付かず、一人になってから、嗚咽が止まらないほど、泣き続けることも度々でした。

 

 

 

私の変化 息子の変化

 

でも、私の行動が変わると、息子の行動や表情にも、変化が見られるようになっていきました。

 

 

 

自分から学校の話をしてくれたり、 笑顔で興味のある話をしてくれるようなったのです。

 

 

 

もちろん、すぐにではありませんでしたし、まだ私に気を使う部分も残っています。

 

 

 

でも今は、それを息子の優しさと捉えて、私自身があまり気に病まないようにしています。

 

 

 

最近は、気の合う友達と、放課後に遊ぶことも増えてきました。

 

 

 

私に歯向かうこともありますが、以前では考えられないほど、自分の気持ちを表現できるようになりました。

 

 

 

まだこれから反抗期もありますし、相変わらず寂しい思いもさせることはあると思います。

 

 

 

でもその時に、私自身も自分の問題や悩みから目を反らさずに、苦しい時間の後には前進できると信じて、ブレずに生きて行きたいと思います。

 

 

 

 

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