夫は海外赴任 一人で出産 二人の子供を育てる
上の子が二歳の時に下の子が生まれました。
当時、夫は単身赴任で海外に駐在していたため、私は一人で出産をし、そしてこの二歳差の二人の子供を育てていくという大変な役割を担わなくてはなりませんでした。
もともと、上の子はとても甘えん坊でそしてママっこでした。
長男はママっ子 甘えん坊
夫が単身赴任でいないからなのか、二歳前になっても、私がトイレでいなくなると、トイレのドアの前に私が出てくるまでずっと座って待っているような子でした。
私が次男を出産する際に一週間病院に入院しても大丈夫なのだろうかと実家の母が心配するほど、本当に甘えん坊でくっつき虫のようでした。
予定では、主人が出産予定日前後に一週間休みをとって帰国する予定でしたが、久しぶりに会う父親と、しかもその帰国予定が私の出産日に合うのかどうかもわからない状況でした。
主人が帰国&出国 結局実家へ
そんな不安を抱えながらも、出産日が近くなり、第二子はなんと主人がちょうど日本に着いたときに生まれました。
出産後、私が入院をしている間の一週間はなんとか主人が長男の面倒を見てくれていましたが、一週間で主人はまた出国。
そして病院から赤ちゃんを連れて帰ってきた私は一か月ほど実家にいることにしました。
そして長男の「赤ちゃん返り」
そして、すぐに長男の赤ちゃん返りがでてきてしまったのです。
多分、彼なりにいきなり弟ができたというのはものすごくショックでストレスのあることだったのでしょうが、退院してからすぐに長男が熱を出し、私は赤ちゃんの次男を実家に預けて病院へ行ったり、熱が下がったかと思うと、今度は今まで出たこともない蕁麻疹が長男の体に出てきたりで、また病院通い。
夜は赤ちゃんが起きるたびに長男も起きてきて、一緒におむつをかえるだの、自分も抱っこしてくれないと寝れないだの、申し訳ないとは思いつつも、なんでこんなに手の焼くことばっかりを要求してくるのと、長男に対してすごくイライラした気持ちになっていました。
かわいそうな長男
日中は日中で、弟をばあちゃんに預ければいいじゃんと私に言ってきたり、そして弟を預けて自分は公園に行きたいんだとわがままをいうような始末でした。
なんだか当時は長男が言うすべての事が憎らしく感じてしまい、今振り返れば、せっかくかわいい二歳代の長男を楽しむ余裕が私には全くありませんでした。
これが主人もいれば、何かと軽減されたのかもしれないと思うと、夜に一人で悲しくなって辛くなって泣けてきたこともありました。
「明けない夜は無い」
今では、兄弟二人で喧嘩もしょっちゅうしますが、仲良く遊ぶことが多く、ああ、二人いて良かったなと常に幸せに思いますが、あの当時は本当に私はいっぱいいっぱいでした。
なんでもう少し余裕をもって長男の要求にこたえられなかったのだろうと思いますが、その分、これからの育児を楽しみたいと思っています。
あの時に一番得た教訓は 明けない夜は無い です。