夜泣きが始まり… 状況が一変
息子は生まれてすぐから良く寝る、たくさん母乳を飲む、離乳食も順調で、あまり手がかからないタイプの子どもでした。
もちろん寝かしつけに時間がかかったり、ずっと抱っこがいいと泣いたりすることもありましたが、初めての育児ということもあって、我が子かわいさが勝り、大きなストレスを抱えることもなく育児を楽しんでいました。
ところが、7カ月になった頃から急に夜泣きが始まり、状況が一変しました。
とにかく泣いて寝ない、やっと寝ても、布団に寝かせて5分で泣き出すの繰り返しなのです。
当時の日記を読み返してみると、19時頃寝かしつけた後、一晩で6、7回は起きていました。
しかも一度起きると1時間弱は抱っこです。
さらにその間ほとんどずっと泣き止まないのです。
夜が来るのが恐い
初めの頃は、根気強く付き合っていました。
泣いて寝ないのも私と一緒にいたいからだと前向きに考えようとしたり、歯が生えたり歩いたりと、新しいことができるようになる前には、こういうことも起こると聞いたことがあったから、成長を楽しみにしたりしていたのですが、何日も続くとそうもいかなくなりました。
泣き声もただの騒音にしか聞こえず、息子の声が寝室から聞こえるたびに、絶望的な気持ちになりました。
昼間は今までと何ら変わりなく、昼寝の時にはぐっすり寝てくれるのに、夜だけは寝ません。
主人は仕事が忙しく、毎日とても疲れていたため、寝かしつけをお願いすることはできませんでした。
段々と夜が来るのが恐くなり、毎晩寝られないのはお母さんのせいだと、責められているような気さえしてきました。
「寝言泣き」!?
そんなことが2カ月ほど続いた頃、夜泣き保育士さんの寝かしつけの本があると聞き、藁にもすがる思いで読んでみました。
すると、何度寝かしつけてもすぐ泣くのは、寝言泣きではないかという言葉があり、どうもそれが当てはまるように思えたのです。
その後は、息子が泣いてもしばらくは様子を見るようにしました。
すると、フニャフニャ泣いた後、自分で寝入るようになったのです。
毎回抱っこすることで、逆に息子を起こしていたのです。
「寝かしつけの本」
また、入眠の流れを決め、同じ流れで寝かしつけることで、赤ちゃん自身が寝る時間だとわかるようにすると良いとあったので、授乳後に歌を歌う、最後の歌はいつも同じにし、終わったらおやすみなさいと声をかけ、優しくトントンするという流れにしてみました。
最初の3日ほどは何も変わらなかったのですが、段々その流れが分かるようになると、息子もスムーズに寝ついてくれるようになりました。
その後は悪夢のような夜泣きはなくなり、また以前のように育児を楽しむことができるようになりました!