保育園も小学校も「行きたくない」 3人4脚で毎日地道に…

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なかなか保育園になじめない

 

保育園に預け始めた頃は、希望していた所に決まるまで2回の転園をして、本人も周りの環境が頻繁に変わることに対応できずにいました。

 

 

 

希望していた所に決まっても中々慣れず、朝連れていく時はいつもとても嫌がり、なんとか無理やりなだめていましたが、子供だし、慣れてしまえばそのうち楽しく行くようになるだろうと思っていました。

 

 

 

しかし月日が経っても、先生から聞く話では大体一人で遊んでいることが多く、かなり大人しいとのことでした。

 

 

 

自宅では結構喋っているというと、先生がびっくりするほどなので、保育園では本当の自分でいることができずにいるんだろうとかなり心配していました。

 

 

 

そして私たちは別居することに…

 

更にその頃、私と主人とで毎日のように喧嘩が絶えず、子供の環境にも良くないと、別居をすることにしたのが、息子の心に暗い影を落としていたのだろうと思います。

 

 

 

辛い思いをさせている分、私の休みの日には思いっきり楽しませようと、頑張って遊びに連れて行ったり、大好きなおもちゃを買ってやったり、日頃のストレスを無くそうと努めていました。

 

 

 

でもそれが、甘えさせ過ぎにつながり、わがままにさせてしまったようでした。

 

 

 

買い物に行っても必ず自分の好きなおもちゃを買ってもらうまではそこから動かなかったり、おばあちゃんと一緒に公園に遊びに行っても、理由も分からずに不機嫌になり、「遊びたくない!」と困らせることが頻繁になってしまいました。

 

 

 

1歳半から入園してから、結局卒園が近くなるまでその状態が続き、私たちの別居状態もその期間ずっと続いていました。

 

 

 

なんと「救世主」は主人!?

 

私は仕事と育児に疲れてしまい、体調を崩すことが多くなってしまったのですが、そんな状態に助けになったのがなんと主人でした。

 

 

 

数年の別居生活で主人も人が変わったようになり、私や子供に対してとても良くしてくれるようになったのです。

 

 

 

卒園を間近に控えたころに、別居生活を解消し、一緒に暮らすようになりました。

 

 

 

もちろん、父親がずっと大好きだった息子は毎日喜んでいましたが、これで息子も明るくなって、友達もできると思っていた私は、自分の考えの甘さにまた落ち込むことになってしまいました。

 

 

 

小学校にあがっても「行きたくない」

 

小学校にあがってすぐ、行きたくないと始まり、保育園の頃よりも強く学校に拒否反応を出すようになったのです。

 

 

 

友達もできず、勉強も中々覚えられずにいて、家にいる時間だけが本人には幸せだったように見え、このまま登校拒否をしてひきこもりになったら、どうしようと毎日沈んでいました。

 

 

 

学校の先生や私の母親や友達に相談を繰り返し、主人とも話し合いながら、毎日地道に本人の負担にならないよう、本当に無理なような時は学校を休ませ、勉強は家で分かるまでじっくりと時間をとり、ゆっくりと自信を付けさせていきました。

 

 

 

やっと実った努力

 

それが実ったなと思ったのは3年生になった時です。友達が徐々に増え始め、勉強も本当に自信が付いてきて、学校に行くことがやっと楽しくなってきたのです。

 

 

 

今は5年生ですが、やっと普通の子供らしく、毎日を充実させています。

 

 

 

長い道のりだったなと思いますが、これからも恐らく色んな大変なことがあることの一部で、一つ、乗り越えられたことの充実感に今は満ちています。

 

 

 

 

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